
1923年9月1日 大震災によって関東地方一帯が大きな被害を受けた直後、日本国内では混乱と恐怖の中で根拠のない流言 ―「朝鮮人が暴動を起こす」というデマ ― が広がった。
本作は、その震災直後に起きた在日朝鮮人への集団的暴力・虐殺、すなわち関東大虐殺の実態を日韓両国での膨大な取材と、新資料の検証を通じて再構成し、暴力がどのようにして起きたのか、誰が加害者だったのか― 民間の自警団、警察、軍など関与の構図を明らかにするとともに、犠牲者はなぜ「異民族」あるいは「外国人」とみなされ、命を奪われたのかが描き出される。
さらに100年以上もの間、なぜこの「大虐殺」の事実が公の歴史としてきちんと扱われてこなかったのか、なぜ隠蔽あるいは見過ごされてきたのか― その背景にある差別意識、権力構造、歴史認識の問題にも迫り、被害者の遺族や市民活動家、研究者たちの声を通じて、「忘れ去られた真実」を掘り起こしていく。
犠牲者数「約6,661人」とされるこの事件を、「歴史の闇」として扱うのではなく、後世へ継承されるべき記憶とするための鎮魂のドキュメンタリーである。




Director
キム・テヨン 김태영 KIM Tae-yeong
これまで製作や監督として6本の韓国映画に関わる。
歴史的な事件を扱った重厚な作品制作を続ける監督の一人である。
Filmography
2023年 1923 |1923간토대학살 製作・監督
2020年 荒地 5月の告白|황무지5월의고해 監督
2019年 光化門|광화문 脚本
2015年 ディルクシャ|딜쿠샤 監督・出演
2001年 2009ロストメモリーズ|製作
1988年 荒野|황무지 監督
監督:キム・テヨン チェ・ギュソク
ナレーション: キム・ウィソン (映画「ソウルの春」ドラマ「復讐代行人〜模範タクシー」ほか)
2024年|韓国映画|原題:1923|英題:Kanto Masscre|116分
製作:インディコム スタジオクラス 配給:スモモ
THEATER
東 京 morc阿佐ヶ谷 2/27(金)〜 tel : 03-5327-3725